コスパ重視で生きたい人生だった

なるべく楽して生きて行きたい30代サラリーマンのブログ

今さらながらシン・ゴジラを見てきたけど、これぞ日本のサラリーマンと感じた

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どうも。ぼくです。
普段、映画はあんまり見ないぼくですが、シン・ゴジラを見に行ってきました。
友人が見たい!というのと、結構人気らしいとのうわさを聞き、興味本位でという感じです。

結果からいって、想像していた方向とは違っていましたが、面白かったです。
ゴジラの名を冠してはいるものの、怪獣映画というよりは日本の官僚(サラリーマン)の映画、という印象でした。
サラリーマンにとっては「あーあるある」みたいな部分が結構あるんじゃないかと思います。


以下ネタバレを含みます

ゴジラと名前はついているが、怪獣映画ではない

まずはじめに、この映画を怪獣映画として期待していくと、それはたぶん期待外れです。
ぼくがイメージする怪獣映画は、
 1.大きな怪獣が現れて
 2.街を破壊し
 3.それに伴って誰か(子供やヒロイン)がピンチになり
 4.主人公がそれを救い出し
 5.怪獣がランドマークを破壊し
 6.最後はど派手な戦闘で怪獣をぶち倒す
 7.ストーリーは主人公とその周辺の数人の人間ドラマがメインで進む
こんな感じです。
怪獣ではないけど、アルマゲドンみたいなやつ。

でも、このシンゴジラは1、2のシーンはありますが、3~7に類するところはほとんどでてきません。
(5、7は微妙にあるか?でもぼくの想像していたそれではなかった。)

あるのは、組織としての方針決定とその方針に基づいた実行計画の策定、そして実行です。
それにともなう人間模様がある意味リアルに描かれています。

映画の中の半分以上は会議シーンじゃないか?ってくらいです。
非常事態を大事にしないよう言葉を濁した結論に落とし、自体がただごとじゃないことがわかったときには自分たち(自部署)に不利益にならないようにお互いが予防線を張り、意見を求められても確証がない中ではAともBとも結論を出せない。
あるあるすぎます。

大杉漣演じる大河内総理なんかは、多くの日本人が想像するようなダメ上司の見本、みたいな雰囲気漂ってます。
大事な時に何も決断できない、みたいな。
でも実際、組織の長になる人っていうのは数多の修羅場を潜り抜けてそのポストにいるわけで、こんな「絵に描いたようなダメ上司」ってのは現実には少ないんじゃないかなーと想像をします。

ある一面から見ると、だめだめに見えることがありますが、立場を変えてみれば実はそのだめだめな対応を取ってしまうことも止む無しだったってのもよくある話です。

想定外のトラブルを打開できるのは、少数精鋭によるブレイクスルー

東京に上陸したゴジラを駆除するため、自衛隊による攻撃が行われるわけですが、これがほぼ効果なし。
あとは核による駆除しか手段が・・・ってところまで状況がくるわけですが、これを打開したのが巨災対によるヤシオリ作戦。
エヴァ世代だったぼくにとってはわくわくが止まらないところでしたが、それはまた別の話ということで。

ゴジラに対抗するため、巨災対という対策を検討する組織が立ち上げられるわけですが、ここに配置されるのはよくいえば各分野の専門家、悪く言えばオタクな人たちです。総勢数十人?
そんな人たちが、
 「ゴジラが生物だとすると、あの巨大な体を維持するためには莫大なエネルギーが必要」
 「そんなエネルギーを生み出すのは・・・核融合だ!」
 「であれば冷却が必要なんじゃないか」
 「血液凝固剤で活動を凍結できるんじゃね?」
と考えた作戦。
これを実現するにあたり、ゴジラの生体サンプルの解析からはじまり、有効な凝固剤成分特定のための試薬づくりとその試験、、、を得てようやく作戦の実現性のめどがという流れ。
あの中の(主要な)メンバの誰が欠けてもこの結論には至らなかった可能性が大ではないでしょうか。
そういう意味で、ぼくみたいななんのとりえもない人間を頭数だけそろえても無駄で、大きな作戦(方針)策定には、その道の専門家の意見が大きな力となるなぁと感じました。
ただやっぱり、いくら正しいことであっても、一人でできることは限られていて、その「正しさ具合」を「ほかの人にもわかる言葉」で伝えて、「多くの人に動いてもらう」ことでゴジラ打倒という大きな成果を果たしたわけです。
この「多くの人に動いてもらう」というのを手っ取り早くやろうとすると、「立場のある人から指示してもらう」のが一番効率的なわけで、その辺のリアルさが感じられる部分でした。
(これが例えばアメリカ映画になると、主人公とその仲間数人ががんばってゴジラを倒しちゃったりするんじゃないかと想像をします。それはそれでぼくの中のヒロイズムを刺激するので面白い映画なんですが、世の中にはそういう映画がありふれていて、今回のシンゴジラは新鮮でした。)

そんなこんなで、自分の会社生活に重なる部分も多くて、日本のサラリーマンの映画だと思った次第です。
サラリーマンで、この映画をまだ見ていない方、見てみると面白いですよ。